石井 陽菜 －Ishii Haruna－

自己の記憶を呼び覚まし、絵の中に入り込めるような。作者と鑑賞者が共鳴し喜びを感じられるような作品作りを目指しています。 その為に、取り上げるモチーフは日常で見かけたことがあるような、ないような、ぐらいのもの。 絵の中の世界を見た時、忘れかけていた想いや記憶を辿れるようなキッカケになれればと思います。

菅原 萌 －Sugawara Moe－

記憶を一つ一つ思い返し、感じなおし、考察することで記憶の第二印象を記録するような制作を行なっています。 作業中、脳は無意識に動きたくさんのことを考えています。 そうした頭の動かし方によって、手を伝い、点に浸透した記憶の印象は、一つ一つ小さくとも強い存在になっていきます。 私の制作は日本の伝統工芸である型染めの型紙に影響を受けています。 一つ一つの工程に重きを置き、地道な作業を大切にする手工芸品のような作品を目指します。

マスコ マユ －Mask Mayu－

この世の現象、あるいは人間の記憶や感覚など、曖昧で不確実なものを主題として絵画やインスタレーションを中心に制作を行っています。 夢に潜るように、鑑賞者の記憶と感覚に少しだけ触れるような作品作りを目指します。 夢の持つ曖昧さ、その不確実性が有する心地よさと美しさ、それとともにある少しの恐怖心。 それは、現実世界で我々が争うことのできない、自然現象に対する恐怖と少し似ていると思いませんか？ 自らが制御できないものに、我々はなぜ惹かれるのか。答えを探る道程です。